エクセルで大量のデータを扱う際、特定の文字列を完全に一致させるのではなく、部分的に一致するデータを検索したい場合があります。
そんなときに役立つのが「ワイルドカード」です。
ワイルドカードを使えば、あいまいな条件でも柔軟にデータを検索・抽出できます。
検索時の効率化に役立つでしょう!
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この記事では、エクセルでのワイルドカードの基本的な使い方から、関数との組み合わせ、トラブルシューティングまで詳しく解説します。
ワイルドカードとは何か?あいまいな検索
- ワイルドカードの基本的な意味と種類
- アスタリスク(*)の使い方
- 疑問符(?)の使い方
- チルダ(~)の使い方と特殊文字の検索
ワイルドカードの基本的な意味と種類
ワイルドカードは、特定の文字や文字列の代わりに使用できる特殊な記号です。エクセルでは主に以下の3つのワイルドカードが使用されます。
アスタリスク(*)、疑問符(?)、チルダ(~)
アスタリスク(*)の使い方
アスタリスク(*)は、任意の0文字以上の文字列を表します。
例えば、「*パソコン」と指定すると、「ノートパソコン」や「デスクトップパソコン」など、「パソコン」で終わるすべての文字列が検索対象となります。
よく使うので覚えておきましょう!
疑問符(?)の使い方
疑問符(?)は、任意の1文字を表します。
例えば、「b?g」と指定すると、「bag」「big」「bug」など、2文字目が異なる3文字の単語をすべて検索できます。
チルダ(~)の使い方と特殊文字の検索
チルダ(~)は、ワイルドカードの効果を打ち消すために使用します。
例えば、「~*」と指定すると、アスタリスク(*)自体を検索対象とすることができます。
今紹介した「*」「?」「~」は通常検索時にワイルドカードとして認識されてしまうので、
「*」「?」「~」を含む文字列を検索したい場合は頭に「~」(チルダ)を入れましょう。
ワイルドカードを関数で活用する方法
- COUNTIF関数での使用例
- SUMIF関数での使用例
- SEARCH関数での使用例
- セル参照とワイルドカードの組み合わせ方
COUNTIF関数での使用例
COUNTIF関数は、指定した条件に一致するセルの数を数える関数です。
ワイルドカードを使うことで、部分一致の条件でも柔軟にカウントできます。
例えば、「=COUNTIF(A2:A11,”*パソコン”)」と入力すると、「パソコン」で終わるすべての文字列を含むセルの数をカウントできます。
SUMIF関数での使用例
SUMIF関数は、指定した条件に一致するセルの値を合計する関数です。
ワイルドカードを使うことで、特定のパターンに一致するデータの合計を求めることができます。
例えば、「=SUMIF(A2:A11,”*支店”,C2:C11)」と入力すると、「支店」で終わるすべての文字列を含むセルに対応するC列の値を合計できます。
SEARCH関数での使用例
SEARCH関数は、特定の文字列がセル内で最初に現れる位置を返す関数です。
ワイルドカードを使うことで、部分一致の検索が可能になります。
例えば、「=SEARCH(“パソコン”,A2)」と入力すると、A2セル内で「パソコン」が最初に現れる位置を返します。
セル参照とワイルドカードの組み合わせ方
ワイルドカードをセル参照と組み合わせることで、より柔軟な検索条件を設定できます。
例えば、セルC2に「パソコン」と入力し、「=COUNTIF(A2:A11,C2&”*”)」と入力すると、C2の値で始まるすべての文字列を含むセルの数をカウントできます。
ワイルドカードを使った検索と置換のテクニック
- 検索機能でのワイルドカードの使用方法
- 置換機能でのワイルドカードの使用方法
- 特殊文字を含むデータの検索と置換
検索機能でのワイルドカードの使用方法
エクセルの検索機能(Ctrl+F)では、ワイルドカードを使って部分一致の検索が可能です。
例えば、「*パソコン」と入力すると、「パソコン」で終わるすべての文字列を検索できます。
置換機能でのワイルドカードの使用方法
エクセルの置換機能(Ctrl+H)では、ワイルドカードを使って特定のパターンに一致する文字列を置換できます。
例えば、「@*」を検索して空白に置換すると、メールアドレスの「@」以降を削除できます。
特殊文字を含むデータの検索と置換
特殊文字(*や?など)を含むデータを検索・置換する場合は、チルダ(~)を使ってワイルドカードの効果を打ち消す必要があります。
例えば、「~*」と入力すると、アスタリスク(*)自体を検索対象とすることができます。
ワイルドカード使用時の注意点とトラブルシューティング
- ワイルドカードが機能しない場合の対処法
- 関数でのワイルドカード使用時の注意点
- 検索・置換でのワイルドカード使用時の注意点
ワイルドカードが機能しない場合の対処法
ワイルドカードが機能しない場合、以下の点を確認してください。
- ワイルドカードが全角で入力されていないか
- セルの書式設定が適切か
- 関数の構文が正しいか
関数でのワイルドカード使用時の注意点
関数でワイルドカードを使用する際は、検索条件を文字列として指定する必要があります。例えば、「=COUNTIF(A2:A11,”*パソコン”)」のように、検索条件をダブルクォーテーションで囲む必要があります。
検索・置換でのワイルドカード使用時の注意点
検索・置換でワイルドカードを使用する際は、特殊文字を検索する場合に注意が必要です。
たとえば、アスタリスク(*)や疑問符(?)はワイルドカードとして機能するため、それ自体を検索したい場合はチルダ(~)を前につけて指定する必要があります。
例えば、「」という記号そのものを検索したいときは、「~」と入力しなければなりません。
同様に、「?」を検索したければ「~?」と記述します。これを忘れると、意図しない結果になることがあるため注意しましょう。
また、置換操作でもこのルールは同様です。
検索対象にワイルドカードを含む文字列を指定し、その中で記号を検索・置換する場合には、チルダを使って意図した動作を確実に実行できるようにしましょう。
ワイルドカードの活用を成功させるためのまとめ
- エクセルでは「*」「?」「~」の3種類のワイルドカードが使用できる
- 関数や検索・置換機能と組み合わせることで、効率的にデータ操作が可能になる
- 特殊文字を扱う際はチルダ(~)でエスケープすることが大切
- COUNTIFやSUMIFなどとの相性も良く、柔軟な条件設定が可能になる
- ワイルドカードが正しく動作しないときは、全角・半角や構文ミスなどの基本的な点を再確認
エクセルでのワイルドカードの使い方をマスターすれば、複雑なデータでも素早く的確に処理する力が身につきます。
日々の作業を効率化するためにも、ぜひ実践で使ってみてください。
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