よくamazonや楽天でPCを探すと、CPU欄にCore i5 第○世代と記載されていますが、どの世代が良いのかわかりませんよね(-_-;)
古すぎても使い物にならないことが多いので、どの世代が良いか分からない時にこの記事も見ればわかるように作りました!
IntelのCore i5シリーズは、主に一般的なデスクトップやノートPC用途向けに、非常に高い性能とコストパフォーマンスを提供する中堅のプロセッサです。ゲーム、クリエイティブ作業、日常的な作業まで幅広い用途に対応しており、これまでの世代ごとにその性能は大きく進化しています。特に、最新の12〜14世代(Alder Lake、Raptor Lake、Raptor Lake Refresh)は、シングルスレッド性能、マルチスレッド性能、消費電力効率のバランスが大きく改善されています。今回は、これらの世代に焦点を当て、それぞれの特徴とおすすめの使い方について解説します。
Core i5 11世代(Rocket Lake)以前の振り返り
Core i5シリーズの多くは、世代ごとに進化し続け、特にCore i5-9600KやCore i5-10600Kといったモデルが好評でした。11世代(Rocket Lake)は、主にシングルスレッド性能の向上を実現し、特にゲームや軽いクリエイティブ作業に最適でした。しかし、12世代以降の登場により、これらの世代の価格と性能のバランスがますます競争力を持つようになりました。
12世代(Alder Lake) – ハイブリッドアーキテクチャの革新
Core i5-12600K など
- 発売年: 2021年
- アーキテクチャ: Alder Lake
- コア数 / スレッド数: 10コア / 16スレッド(6パフォーマンスコア + 4効率コア)
- 製造プロセス: 10nm
- 特徴:
- 12世代のCore i5は、Intel初のハイブリッドアーキテクチャを採用し、パフォーマンスコア(Pコア)と効率コア(Eコア)を組み合わせることで、シングルスレッド性能とマルチスレッド性能の両方を大幅に向上させました。例えば、Core i5-12600Kは6つのPコアと4つのEコアを搭載し、パフォーマンスと効率のバランスをとったプロセッサです。
- PCIe 5.0やDDR5メモリのサポートにより、次世代の高速デバイスにも対応可能です。
- ゲームや軽いクリエイティブ作業において、高いパフォーマンスを発揮します。
おすすめポイント:
- 最新のゲームやクリエイティブワークを快適にこなす性能を提供。
- PCIe 5.0やDDR5のサポートで、将来的なアップグレードにも対応。
- ハイブリッドアーキテクチャにより、効率的なタスク処理が可能。
13世代(Raptor Lake) – さらに強化された性能
Core i5-13600K など
- 発売年: 2022年
- アーキテクチャ: Raptor Lake
- コア数 / スレッド数: 14コア / 20スレッド(6パフォーマンスコア + 8効率コア)
- 製造プロセス: 10nm
- 特徴:
- 13世代では、12世代のAlder Lakeをベースに、更なるコア数の増加とシングルスレッド性能の強化が行われました。Core i5-13600Kは、6つのPコアと8つのEコアを搭載し、さらに多くのタスクを同時にこなす能力が向上しました。
- PCIe 5.0やDDR5メモリサポートはそのままに、電力効率も改善され、負荷の低い作業ではEコアを効率的に活用することができます。
- ゲームやマルチタスク、重い作業(動画編集、3Dレンダリングなど)に対応する非常に高いパフォーマンスを提供します。
おすすめポイント:
- ゲームやクリエイティブ作業を行う方に最適。
- マルチスレッド処理が得意で、動画編集やCAD作業などの高度な作業にも対応。
- 高い電力効率と優れたパフォーマンスで、長期間安定した動作が可能。
14世代(Raptor Lake Refresh)
Core i5-14600K など
- 発売年: 2023年
- アーキテクチャ: Raptor Lake Refresh
- コア数 / スレッド数: 14コア / 20スレッド(6パフォーマンスコア + 8効率コア)
- 製造プロセス: 10nm
- 特徴:
- 14世代は、クロック速度の向上と消費電力効率の改善が図られた進化版です。これにより、シングルスレッド性能がさらに強化され、ゲーミングやCPU負荷の高いタスクでより快適に動作します。
- 13世代からは若干の性能向上が見られますが、特にシングルスレッド性能が重視され、ゲームや単一プロセスが重要なアプリケーションでその真価を発揮します。
- 新しい**Cores(Pコア)**の改良により、高負荷のタスクでも安定して高いパフォーマンスを維持できます。
おすすめポイント:
- シングルスレッド性能を最重要視する方に最適。
- 最新ゲームやクリエイティブワークでの性能が飛躍的に向上。
- 長期的に使用しても安定して高性能を維持できる。
12〜14世代のCore i5を選ぶ際のポイント
- 予算重視で選ぶ: **Core i5-12600K(12世代)やCore i5-13600K(13世代)**は、高性能とコストパフォーマンスのバランスが取れており、予算を抑えつつも十分なパフォーマンスを確保できます。
- 最新のゲームや高負荷作業に対応したい: **Core i5-13600K(13世代)やCore i5-14600K(14世代)**が特におすすめです。これらは高いクロック速度と多くのコアを活かし、最新ゲームや高度なクリエイティブ作業において最適な選択肢となります。
- 将来性を重視する: 将来的にDDR5メモリやPCIe 5.0に対応するPCを考慮している場合は、12世代以降のCore i5(特にCore i5-12600K)を選ぶと良いでしょう。これにより、将来のアップグレードに対応できます。
まとめ
Core i5プロセッサは、どの世代を選んでも高い性能と優れたコストパフォーマンスを提供しており、選択肢が多い中で、使用目的や予算に応じて最適なモデルを選ぶことが可能です。最新の12〜14世代は、ハイブリッドアーキテクチャやクロック速度向上などの革新により、ゲーミングからクリエイティブワーク、マルチタスク作業まで、さまざまな用途に最適です。
あんまり安いものを選ぶと、今は良いですが、数年後は確実に使い物になりません。
筆者のおすすめとしては、12世代以降のものを選ぶと後悔しないでしょう。
参考になれば幸いです。
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